各部門の紹介

放射線科部

放射線科部紹介

当院の放射線科部は、診療放射線技師6名で構成されています。X線撮影、骨密度測定、マンモグラフィ-、胃バリウムをはじめとする消化管検査、CT検査、RI検査など放射線を使用した検査や、放射線を使用しないMRI検査や超音波検査などを主な業務としています。
スタッフのほとんどが、日本診療放射線技師会、日本放射線技術学会をはじめ多くの専門学術研究会の会員として、常に最先端の医療技術の習得に努め、その知識や技術を地域の患者さまにご提供することを最大の使命と考えております。

放射線科における検査機器

X線撮影装置2台
マンモグラフィ-撮影装置1台
病室回診用X線撮影装置3台
デジタル式X線テレビ装置2台
CT検査装置1台
MRI検査装置1台
超音波検査装置2台
RI検査装置1台
骨密度検査システム1台

検査で撮影された画像情報はすべてデジタル化され、PACS(画像保存通信システム)を導入しフィルムレスによるモニタ-診断を行なっております。X線撮影ではフラットパネルと呼ばれる読み取りシステムにより従来から比べてX線線量が1/2になりました。
マンモグラフィ-装置は令和4年に更新され、フラットパネル化で微小な石灰化の描出が鮮明になりました。

遠隔画像診断システム

当院では、遠隔画像診断システムを導入し運用しています。これは、デジタル化された画像を、専用電話回線を用いて送信し、画像診断専門医により画像を読影する診断支援システムです。当院では、このシステムをいちはやく取り入れておりましたが、画像のデジタル化によって迅速な診断が可能となりました。

主な検査装置のご紹介

CT検査装置(Computed Tomography検査)

当院では令和元年から従来型CTを更新し、80列の最新型マルチスライスCT装置を稼動しています。 このCT装置の導入により検査時間の短縮、詳細な 画像情報の提供が可能となりました。被ばく低減のソフトも組み込まれており低線量での検査が行われております。

MRI検査(Magnetic Resonance Imaging検査)

強力な磁石と高周波を用いて、人体を構成する水素 原子の分布状態を画像化します。臓器、組織をあらゆる 方向から画像にすることが可能です。
当院では、平成24年9月に磁場強度1.5T(テスラ)のMRI装置を導入しました。体の血管を描出するMRアンギオグラフィ-、超急性期の脳梗塞を捉えるデフュ-ジョン 撮影をはじめ、これまで以上に幅広く検査を行うことが 可能となりました。
また、造影剤を用いた検査では、体の腫瘍病変を鮮明 に描出し画像として提供できるようになります。

超音波検査(エコ-検査)

検査する部位に超音波を当てて、臓器から反射する音をとらえて断層画像として表示する検査です。従来は心臓や肝臓などのお腹の臓器の検査が行われていましたが、今では甲状腺や乳腺、動脈や静脈 関節リウマチなど幅広く部位で活用されています。他の検査と違い放射線を使用しないことや、検査時に痛みがないことなど、体への負担が少ない検査です。当院では2台の超音波装置で稼働しており、その中で令和3年に導入されたLOGIQ E10はハイエンドの装置で、今まで見えにくかったところの描出がきれいに描出でき病気の早期発見に貢献しています。

RI検査(Radio Isotope検査)

RI検査は、見たい臓器に取り込まれる薬に微量の放 射線を結びつけ注射をします。臓器や組織から放出される放射線をガンマカメラと呼ばれるRI装置で画像化し、コンピュ-タ解析によって臓器の画像や機能検査を行い ます。
主に全身の骨の検査、炎症・腫瘍部位の検索、心臓・ 肝臓・腎臓の機能検査。脳梗塞や心筋梗塞などの検査が 行われています。 最近では、認知症の診断に積極的に利用されています。

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