各部門の紹介

医療技術部

医療技術部紹介

栄養課概要

栄養課は医療技術部に所属し管理栄養士2名で、給食管理、栄養管理、栄養指導の業務を行っています。病院給食は「治療の一環」の基本方針に基づき、安心安全で治療効果を高められるよう心を込めた食事を提供します。また、チーム医療の一員として多職種と連携を深め、入院や外来で患者さまの栄養管理に積極的に取り組んでいます。

入院中のお食事について

入院中は医師の指示に基づき、個々の患者さんの病状に合わせた食事を提供します。食物アレルギー、嗜好や宗教上の禁止食品など可能な限り個別対応しています。また食欲不振により食事摂取量の低下がみられる方には、管理栄養士がベットサイドに訪問し、食事形態やメニュー調整を行い、少しでも美味しく召し上がっていただけるよう配慮し食事対応を行っています。
当院の厨房は衛生区域ごとに部屋割りされ、平成26年よりクックチルおよび真空調理システムを導入し衛生かつ安全な給食管理を実施しています。

コンベクションオーブン

休息冷冷却

バリアチラー&フリーザー

チルド保存

チルド庫

マクロ炊飯器

温冷配膳車

食事時間

朝食:8時00分 昼食:12時30分 夕食:18時00分
温冷配膳車を使用し適時適温で患者さまに提供しています。

食事の種類

【一般食】

常食、軟菜食(全粥・7分粥など)、ハーフ食、産科食、幼児食、離乳食、扁摘食(開始食、経過食)、嚥下調整食、すずらん食(食欲不振や化学療法の方に対応)、おこのみ食(緩和ケア対応)など

嚥下調整食は「嚥下調整食学会分類2013」に基づき設定し5段階の食事を用意しています。

【特別食】

エネルギーコントロール食、たんぱく質コントロール食、脂質コントロール食、糖尿病腎症食、貧血食、術後食、検査食など

お祝い膳

ご出産された方へお祝いの気持ちをこめて「お祝い膳」を提供しております。

  • サーモンとチーズのカプレーゼ
  • 野菜サラダ(ベーコン、レタス、パプリカ)
  • 南瓜と豆乳の手作りポタージュ
  • メルルーサのグリル
    ~ビシソワーズとバスサミコソース添え~
  • 三種のデザート
  • ロールパン
栄養指導

完全予約制にて栄養相談を実施しております。患者さんの生活状況などを確認し、無理なく長く継続できるように、個々に合うような食事療法の提案やサポートすることを心がけています。
また、がん病態栄養専門管理栄養士が化学療法を実施されている患者さんへの栄養食事相談も実施しております。食事や栄養などに対するご相談や心配ごとがありましたら、主治医または看護師にご相談下さい。

相談日時:火木9時00分から15時00分 金10時00分から15時00分

資格名称(認定学会名)・取得人数
  • がん病態栄養専門管理栄養士(日本病態栄養学会認定)1名
  • 病態栄養専門管理栄養士(日本病態栄養学会認定)1名
  • 日本糖尿病療養指導士(日本糖尿病療養指導士認定機構認定)2名

臨床工学課

臨床工学技士とは

皆さんは「臨床工学技士(りんしょうこうがくぎし)」と呼ばれている職業をご存じでしょうか?医療に従事する職業と言うと、医師や看護師、助産士、歯科医、理学療法士、臨床心理師、臨床検査技師などの仕事が思い浮かぶと思いますが、この臨床工学士も医療従事者の一員です。臨床工学技士と名前が似ている職業として、臨床検査技師や診療放射線技師、理学療法士というものがありますが、血液検査や心電図を取ったり、脳波を調べたりする職業を臨床検査技師、レントゲンやMRIなどを扱っている職業は診療放射線技師、体全体の機能回復の際のリハビリを担当している職業を理学療法士と呼んでいます。臨床工学技士は、医師の指示に従って医療機器を利用、あるい医療機器がはじき出した結果を医師に提出など、医師の方腕とも呼ばれる医療機器の専門家です。一般的に、臨床工学技士という言葉には「技士」の文字を使用し、臨床検査技師や放射線技師のような「師」の文字は使用しません。

臨床工学技士について

人が生きていくためには、体の全ての機能が正常に働いていないといけません。1つの内臓が機能低下を起こしたり、機能しなくなった場合には、昔であれば薬を飲んだり外科的な手術を施して少しでも機能を改善させることしかできませんでしたが、現代医療の世界では医療機器を利用することにより、その内臓器の働きを補助したり一時的に代行することが可能となりました。そうなったことで、人は生命を維持することができ、かつ日常生活に戻りやすくなったのです。これらの機器の管理、操作などを行っているのが臨床工学技士です。例えば、ご家族や親類の方で心臓にペースメーカーを入れている方や人工透析に通っていらっしゃる方がいるかもしれませんが、このような生命維持装置を臨床工学技士は操作したり保守点検をしているのです。点検の際には実際に患者さんと対面し話しをすることもある職業なので、機械だけと付き合うような堅いイメージとは少し違うかもしれません。

医療機器のスペシャリスト

医療関係者全てにも言えることですが、臨床工学技士とは人の命そのものにかかわる仕事のため、医学的知識の他に工学領域に関する高い知識と技術、経験が必要な職業です。臨床工学技士が医療機器の操作を誤ったり、正確な検査報告を行わなければ、重大な医療ミスが発生してしまうでしょう。それほど責任の大きな業務であるのです。臨床工学技士は、「医療機器のスペシャリスト」として医師や看護師その他の技士たちと連携を組んで、医療チームの一員として誇りを持って仕事をしています。そのため、国家試験をパスし、厚生労働大臣の免許を受けた人しか、臨床工学技士と名乗ることができません。現在は日本で約2万人の人が臨床工学技士として働いていますが、まだまだ人数的には足りないと言われている職業でもあります

PAGE TOP